妊娠したら「話が違う」と言われた話〜6〜

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妊娠・出産

私の妊娠発覚について
実体験と、そうなるに至った経緯。

妊娠して「話が違うよね」
と言われたエピソードなどを
8回に分けて書き記したいと思います。

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翌朝職場に着くと、いつもと違う
少しピリついた空気を感じました。
取締役が本社に出社する日だからです。

しばらくして取締役が出社すると、
より一層空気が張り詰めることに。

妊娠の件について直接報告していなかったため、
上司に “取締役に直接告げて良いか” 確認しました。

「もちろん報告しよう」ということになり、
会議室に一人でいる取締役の元へと向かいました。

“この度、妊娠している事が分かりました。
ご迷惑をお掛けしますが、出産後も
精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いいた  
します。”

といったような内容を伝えたところ

「まずは妊娠おめでとう」

そう告げた取締役の表情から、
心からの祝福ではないとこを
一瞬で感じとりました。

「でもさ、話が違うよね」

顔は笑顔のままなのに、
声は先程とは打って変わって低くなり、
私を嗜めるような、
詰問するような声色になりました。

実は、今の会社に転職する際に
面接で取締役と話す機会があり、
その際に

「現在お子さんはいないけど、
今後予定はあるの?」

と質問をされていました。

前の記事にも書かせていただいたように、
転職当時の私は妊娠を90%以上諦めていたため

“子どもの予定はありません。
不妊治療もしたが子どもは授かれなかった。
このまま夫婦2人で過ごすつもりです。”

と回答していました。
その時は嘘偽りなく、そう思っていました。

そして、取締役は
1年近く前のその話を忘れておらず、
私に会うタイミングでぶつけてきたのです。

隣にいた上司の顔つきから
「誠心誠意、謝って!」
と私に謝罪するよう促していると感じました。

上司はとにかく保身に走るタイプなので、
取締役の機嫌を損ねないよう、私に要求してきたのです。

その瞬間、私は自分の発言への後めたい気持ちと
なぜ妊娠という喜ばしい出来事の結果、
謝罪を要求されなければならないのか。

そんな気持ちが沸き起こってきました。

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