好きな色のテープLED間接照明を「オッケー グーグル!」で操作できます!
声で操作するには?
家具や照明までもがインターネットに接続する、いわゆるスマートホーム機器が増えてきています。
声でテープLEDを操作するには、スマートホームに対応した”LEDコントローラ”という機器が必要です。
ただ一言でスマートホームと言っても、各メーカー色々な仕組みを出していて、初めて触れた時は混乱しますよね。
次章で、簡単に整理してみたいと思います。
スマートホーム機器の選び方
スマートホーム機器には、大きく分けると2通り、機器単体で直接Wi-Fiに接続するタイプと、機器の他に専用ハブが必要なタイプがあります。
機器単体で直接Wi-Fiに接続するタイプ
Wi-Fi子機が内臓されていて、単体でネットワークに接続できるタイプです。
一見、直接Wi-Fiに接続するタイプのほうが、機器単体で完結しているのでシンプルで便利そうですよね。
しかし実際使ってみると、機器ごとに異なる専用設定アプリが必要なため、操作や設定変更が面倒だったり、
怪しいメーカーの場合はインターネットに接続して裏で何を通信しているかも分からない。
という不満や不安を感じる方もいるのではないでしょうか?
機器の他に専用ハブが必要なタイプ
その点、機器の他に専用ハブが必要なタイプの場合、機器を専用ハブに繋げば、専用ハブがそれらを取りまとめて、スマート家具・照明を操作するために必要な通信だけをしてくれるので安心です。
しかも、繋いだ機器はすべて、専用ハブのメーカー純正アプリひとつから操作できるので、操作や設定が簡単になります。
個人的には、信用できるメーカーのスマートホームハブを買って、そのメーカー純正機器も、信用できないメーカー(笑)の機器も、全部まとめてハブ経由でインターネットに繋ぐのが、セキュリティ的にもコスパ的にも操作感的にもベストな選択だと思います!
デメリットをあげるとすれば、専用ハブの初期費用が掛かるところでしょうか。
そこで、この記事では、いろいろあるスマートホームハブのうち、照明に特化したスマートホームハブ、Philips Hueブリッジに、自作のテープLEDを接続する方法を紹介しています!
Philips Hueってなに?
「Philips Hueって何?はじめて聞いた」という方は、ぜひ下の公式ページを覗いてみてください。想像力が刺激されること間違いなしです!
Philips Hue純正テープLEDについて
Philips Hueは電球型LEDや、置き型のランプの他、テープLED(ライトリボンプラス)もラインナップにあるのですが、これがマルチカラーのテープLEDのみの商品展開で、非常に高価(2mで約1万円!)なため、なかなか購入する勇気が出ませんでした…。
そこで!
この記事では、テープLEDをもっと気軽にスマートスピーカーから使えないものか…と調査した結果、その方法を発見したので共有しています!
純正と同じ2mのテープLEDが、なんと3~4千円程度で実現できますので是非やってみてください。
前提として必要なもの
- Wi-Fi環境
- Philips HUE ブリッジ
- 使いたいスマートスピーカー / 音声アシスタント
- Google Nest/Home
- Amazon Echo(アレクサ)
- Siri(iPhoneなどiOS端末があればOK)
追加で用意するもの
# | 用意するもの | 金額 | 補足 | 実際に購入したもの |
---|---|---|---|---|
① | 単色テープLED | 約 600 円/メートル | 一般的なテープLEDはSMD(Surface Mount Device)タイプが多いですが、こちらはCOB(Chip on Board)タイプです。光らせたときにLEDの粒を目立たせたくない場合はこれがオススメ。もちろんSMDタイプの単色テープLEDも使えます。 ②のLEDコントローラの出力電圧に合わせて、定格電圧(Rated Voltage)が12V または 24V のテープLEDを選択してください。 今回、使いたい長さは1.8メートルでしたが、テープは適当な長さでカットして、余りは他の場所でまた使えるので、長めに5m購入しました。 | [AliExpress] テープLED(単色)DC12V, 5m, 5mm幅, 色温度4000 |
② | Zigbee対応 LEDコントローラ(単色・調光) | 約 1,000 円 | このLEDコントローラの出力電圧は 12V / 24V に両対応しています。 Single Color(単色)用の他に、RGB(マルチカラー) や CCT(昼光色~昼白色の調色) に対応した製品も売られているので、単色用(Single Color)で明るさ変更(Dimming)が可能なLEDコントローラであることを確認して購入してください。 また、商品説明ページでは明記されておらず困りましたが、届いた実物のDCコネクタは両端とも5.5×2.1mmでした。 【注意!】他の製品の場合は、Zigbee対応を謳っていていても、Philips Hueに対応していないものもあるようなので、商品説明ページやレビューをよく確認してから購入してください。 | [AliExpress] Zigbee対応 LEDコントローラ(Single Color Dimming Controller) |
③ | ACアダプタ | 約 1,200 円 | ACアダプタだけは日本で買いました。 テープLEDの定格電圧と同じACアダプタを選択してください。DCコネクタは5.5×2.1mmです。 LEDコントローラの入力側に接続します。 最大出力電流はテープLEDの長さに比例するので、テープLEDのスペックシートで1メートルあたりの定格電力を確認してください。COBタイプの場合は長さ1メートルあたり1A程度になると思います。 | [ヨドバシカメラ] ACアダプタ(DC12V, 2A) |
④ | DC電源コネクタワイヤ メス | 5本セットで 約 200 円 | 電線付きDCコネクタ(5.5×2.1mm)です。 LEDコントローラの出力側とLEDテープを繋ぐために使います。 | [AliExpress] DC電源コネクタワイヤ メス(Female 5.5×2.1mm) |
テープLEDの接続
ACコンセント ー ③ACアダプタ ー ②LEDコントローラ ー ④DCコネクタワイヤ ー ①テープLED
の順で接続します。
④と①の接続では、④の電線を①テープLEDにはんだ付けが必要ですが、それ以外はDCコネクタを繋ぐだけです。
はんだ付けはとても簡単ですし、はんだごてとはんだはダイソーなどでも安く買えるので、初めての方も気楽に挑戦してみてください。
Philips Hueブリッジの設定
②の本体にあるボタンを長押しすると、接続したテープLEDが点灯してZigbee対応LEDコントローラが接続待機状態になります。
スマホのHueアプリを起動して「照明を追加」⇒「検索」をすると、テープLEDが認識されて画面に表示されるので、登録します。
「設定」⇒「音声アシスタント」⇒「Siri & HomeKit / Amazon Alexa / Google Assistant」を選択して使いたい音声アシスタントにも登録します。
以上です!
参考にしたサイト
定格電力からACアダプタを選択する方法について書かれていて、わかりやすいです!
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